『財閥家の末息子 』は、どこで見れる?
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あらすじ
1980年代の韓国。巨大な財閥スニャングループでリスク管理を担当する秘書、ユン・ヒョヌ。
彼は12年もの間、スニャンに忠誠を尽くし、多くの汚れ仕事をこなしてきました。
しかしある日、グループ会長のチン・ヤンチョルから秘密資金の管理を任されたことで、ヒョヌの運命は暗転します。濡れ衣を着せられた彼は、自殺に追い込まれてしまいます。それまでの努力が全て無駄にされ、無念の死を遂げたヒョヌ。
ところが目を覚ますと、自分がスニャングループ一族の末息子、チン・ドジュンとして生まれ変わっていることに気づきます。
ドジュンとして新たな人生を歩むことになったヒョヌは、未来の知識を駆使して、自分を陥れた者たちへの復讐を誓います。
この物語は、二度目の人生を手に入れたヒョヌが、チン・ドジュンとしてどのようにして復讐を果たし、自分の運命を切り開いていくのかを描いた壮絶なドラマです。
ヒョヌの転生と新たな人生
ヒョヌは子供の姿で現代に転生しましたが、中身は数々の苦難を経験してきた40代です。まさに「人生2週目」のヒョヌが、財閥2世たちを出し抜いていきます。
主人公ドジュンは未来の出来事を知っているため、その知識を使って巨額の利益を生み出します。いきなり復讐を始めるわけではなく、確実に力をつけていくんですね。
ドジュンは一流大学に進学し、その存在感を増していきます。
本来、財閥の後継者は長男の息子ソンジュン(キム・ナムヒ)に決まっているはずですが、ドジュンはその地位を脅かすまでに成長します。
彼の卓越した記憶力と頭の回転の速さは見応えがあり、どのようにしてスニャンを手に入れるのか、先が気になり一気見確実です。
ドジュンとチン・ヤンチョルの対立と絆
このドラマの最大の魅力は、スニャンの絶対的会長であるチン・ヤンチョル(イ・ソンミン)とドジュンの間に織り成される対立と絆の物語です。
ヤンチョルとドジュンとの対峙は、本当に見応えがあります。なぜか未来を知っている風のドジュンを警戒しつつも、次第に孫の利発さを面白く思い始めるヤンチョル。
ドジュンもスニャン家を敵だと思いつつ、ヤンチョルには尊敬の念を抱いている様子が見て取れます。
二人の関係が徐々に変わっていく過程が丁寧に描かれています。
役者の演技と魅力
跡取りの座をめぐるバトルと復讐劇が終始ハラハラの展開で、復讐ものが好きな方にはたまらない作品です。
そして、キャストの役作りが本当に見事です。ソン・ジュンギ(当時37歳)が大学生を演じ、何の違和感もないのは驚異的ですが想定内です。美肌の成せる技ですね。
しかし70代のヤンチョルを演じたイ・ソンミンが、当時54歳だったのは後から知り、本当に衝撃でした。実際高齢の役者さんだと思っていたので驚きです。そしてただの老け役とは違い、滲みでるオーラが本物でした。
財閥創始者の風格と威厳が溢れ出る、迫真の素晴らしい演技でした。
感想
私はこのドラマを、ソン・ジュンギを目当てに見はじめたのですが、いつしか会長(イ・ソンミン)に釘付けに。
ラストの数話に入ると「これは会長が主役なのね」と思うほどの存在感でした。タイトルが「末息子」なので、主役は一応ジュンギなのかなと思うのですが、完全に会長役のイ・ソンミンが圧倒しています。
観た人にはわかって貰えると思うのですが、この会長には何ともいえない感情移入をしてしまうのです。
あまりの冷徹さにクソジジィと思ったり、意外な優しさにほっこりしたり、とにかくもう目が離せません。
そして晩年に入ってからの切なさと言ったらもう・・・(涙)
後半はヤンチョルに肩入れしながら観てしまいました。ドジュン頼む、ヤンチョルを倒さないでくれ…と。
「イ・ソンミンという俳優さんは凄い」としみじみと感じました。
多くの賞を受賞されている方なのですね。納得です。
最後に
結末は原作小説とは異なるため賛否が分かれたようですが、原作を読んでいない私には特に気になりませんでした。
ファンタジー要素を引っ張り過ぎず、スッキリとした終わり方で良かったと思います。一気に観てしまえるほどの作品力がある一本です。ぜひおすすめします。特にチン・ヤンチョル(イ・ソンミン)
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